2025/12/29 07:24

月に1回書いている、農園便りです。

野菜や卵と同梱して、本来お手元にとってご覧頂くお便りなことと、こちらのブログの設定で写真も入れ込めないので本当に読みにくくて申し訳ない限りですが、もしよろしかったらどうぞ~。

2025年12月 椛島農園だより「とまり木通信」


今年もお世話になりました~。

 皆さまこんにちは。いよいよ寒さも増してきましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。1年という時間が流れるのは、あっという間ですねえ。もう師走になって、年の瀬も間近です。皆さまにとっては、この1年間はどのような年だったでしょうか。

 振り返れば、今年も国内外問わず、色々な事がおこりました。「国内十大ニュース」「国際十大ニュース」などは、紙面やweb上にいくらでもでてきますので、一年の振り返りとして、ここでは、「椛島農園2025年六大ニュース」を挙げてみます。御覧頂くこと自体が、お忙しい皆さまにとっての時間の浪費になってしまいそうで申し訳ないので、「うわ、こりゃ長い!とても読んでられない」という場合は、どうぞそのままスルーされて下さい。(多分自分だったらそうします・笑)もしお時間ございしたらどうぞお目通し頂ければ幸いです。(なぜ半端な『六大ニュース』なのか、というツッコミはありますがご放念下さい・笑)



というわけで、椛島農園2025年六大ニュースです。


第6位 AIパワーで業務改善!

いろいろ業務改善をしていこう、と決めて、去年の秋に作ったシステムのおかげで、今年はだいぶ出荷作業がだいぶスムーズになりました。エクセルにいろいろな関数をくみ上げて、シンプルに一元管理をできるようにしてみました。お届け先のお名前を入力すれば、「サイズ、野菜のサイズ、どうしても苦手で外してい欲しい野菜、お米の種類や量、卵の個数、お届け間隔、送料、デポジットの場合の残額、前回発送日、次回発送日」が自動で出て、明細書の数字も自動で連動して表記されるようにしました。


それにしても、本当に今の時代すごいですね。それらのまあまあ複雑な関数が組めたのも、ぜーんぶAIのおかげ。全てAIに聞いて作成できました。最初はちょこちょこエラーが出てしまって皆さまにもご迷惑をおかけしてしまいましたが、次第になれてきて楽になりました。振り返ってみると、以前は、「ほぼ定期の方で100軒位の情報を頭の中やノートに入れて処理」という状況でしたが、今は「定期の方と、時々ご注文下さる常連さんと合わせて200軒位の情報を台帳に入れておいてそこから引っ張ってきて処理」という感じになりました。


19年前、自給自足の延長から始めた農業で、今のように「農家としての力をつけてしっかりお届けしていくぞ~」というマインドになってまだ10年位なので、ここに至るまでに長い時間が必要でした(苦笑)。この冬も時間を見つけて改善していって、さらにミスをなくせるようにしていこうと思ってます。


第5位 トラクターとプレハブ冷蔵庫を購入!


今年は、大きな買い物をしました。トラクターと、プレハブ冷蔵庫です。ずっと使ってきたメインのトラクターが、なんと約50年前に製造されたもので、16年前に10万円で買ったものなのに、まだまだ現役。電子制御すらない、50年前の、超シンプルな作りだからこそ、まだ使えているという貴重な代物なのです。とはいえ、さすがに、壊れた時に部品がこの先いつまでもあるはずもなく…。という中、たまたま、とても状態がよいトラクターがあったので、思い切って購入しました。ちなみにお値段は、180万円位でした。(4000時間位は使えるものですが)まだ200時間しか使っておらず、周りの農家さんも「すごいなあ。いい買い物したなあ」とびっくり顔でした。まあ、今どき珍しいキャビン無しなので暑さ寒さには耐えなくちゃでしし、これまた今どき珍しく、オートマではなくマニュアルなので安かったです。同じサイズのキャビン付きオートマの新車なら、500万円位はします。本当に運がよかったです♪


 冷蔵庫も、「スタッフの賃金を〇〇円上げるので、〇〇の設備投資をする」という際に設備投資額の⅔位をサポートしてもらえる、厚生労働省の助成金を活用して、購入しました。大きさは3坪。低温で貯蔵することで、品質を落とすことなく、キャベツや大根や白菜、人参、ゴボウなどを安定供給できるようにしたくて導入しました。冷蔵庫の電気代で、夏の間は月に軽く1万円を超える位しますが、それに見合う効果が得られるはず、です。これからが楽しみです♪



第4位 気候変動がきつすぎて夏野菜、秋のはじめの野菜が、お手上げ状態に!

今年の夏も、きつかったです。とにかく暑かったです。阿蘇は山地なので、平地と比べるとマシですが、それでも暑かった…。なのに、昔と同じように、12月に入れば厳しい冷え込みがあります。つまり、スクスクと野菜が育つ期間が圧倒的に短くなってきました。そして、やはりあまりの暑さに、スタッフさんもバテバテとなってしまい、そもそもの作付けプランや、働き方の設定を変えていかないとまずいかも、と思ったのでありました。



第3位 膝を痛めた!


夏に、膝を痛めてしまいました。病院でMRIも撮りました。結果は、「50歳位になったよくあるような、半月板の軽度の亀裂」という診断でした。つまり、「特に治療法もなく、傷むときは動かさ

ず、痛くなければ適度な筋トレをして筋肉つけていきましょう」という中年以降によくアルアルな膝痛というわけです。膝痛など、あと10年位先のことだと思っていたので、大ショック!!!


3カ月おとなしくしていたものの、痛みがひどくもならず、良くもならず…。このままではどうにもならん、と思って、先日から、子供が水泳教室でお世話になっているスポーツジムに入会してみました。農繁期は難しいと思うので、とりあえず半年くらいプールやジムでリハビリしてみます。さてさてどうなることやら。とりあえず、「会費払ってるので元を取らなくちゃ作戦」で、(往復1時間かかるので移動時間がしんどいんですけど)なるべく定期的に通おうと思ってます(笑)


第2位 いろいろ戸惑いましたが、お米と卵と夏野菜以外はいつも通り安定!


 お米をめぐる状況には、農家としても翻弄された1年でした。去年の稲刈りの後、いろいろ悩みましたが、前から食べてくださっている皆さまへの感謝の気持ちで値上げをしませんでしたが、逆に「こんなに安くていいんですか」と驚かれることもあったりして、困惑する事も…。そして、酷暑にやきもきした夏‥。でも結果的には美味しいお米が今年も沢山とれました。いろいろ原価計算や、周りの状況をみて、勇気を出して値上げもさせて頂き、ご理解をいただけましたことに、ほっとしております。


卵は、ちょっと足らない時もありましたが、概ね安定供給できました。野菜も、夏野菜と、初秋の野菜は暑すぎてお手上げ状態でしたが、それ以外の時期はいい出来でした。一方で、契約栽培で生協向けに取り組んだネギ栽培は、草取りに手が回らなかったのと暑すぎたのとでボロボロの結果に…。契約先に、すみません~、と頭を下げながら出荷をしています。まあ何でもやってみないと分からないものだなあ、と学びました。




第1位 スタッフさんパワーに感謝!から一転、頭の整理中!


 去年の春に正規雇用スタッフとして、新卒で入ってくれた大賀君…。バリバリ仕事を覚えてくれて、大きなミスをすることも全くなく、頼りになる存在に育ってくれました。そして、6年続けてくださっているベテランの箱詰め担当パートの島田さん、林業の仕事と掛け持ちで時々ヘルプに来てくれるアルバイトのクマさん、と私、という4人体制で今年はがんばってきました。


 そもそも正規雇用を始めたきっかけは、妻のりこのダウンでした。結婚後12年間一緒に農業もがんばってきましたが、2年半前にギブアップ…。もともと体力が人並み以下なのに、仕事、育児、そして介護と無理が重なってしまい思うように動けずになり「いったん仕事からは離れる」と決めました。そして、スタッフさんの力を借りて農場を回す、という方向に切り替えてきました。


 その成果がでてきて、今年は、農繁期に留守を任せて視察の旅に出られたりもしました。昔なら考えられなかったことです。とはいえ、今の作付け品目では、「結局夏は手が回らない。かといってもう一人正社員さんを入れる余裕もない」という課題がはっきりと浮かび上がりました。そんな中、大賀君が「独立して自分で農業がしたい」という気持ちが高まって予定より早く来春に辞めることに…。そして島田さんも、もとからやりたい他のことに取り組むということで同じ頃に辞める事になりました。というわけで、新しいスタッフさんを探さねば~、という状況になって、気をもんだまま師走を迎えております。


 ただ、正直なところ、社会全体の人手不足で採用活動が厳しさを増している状況や、農業の仕事のハードさを考えると、果たしてこのままの規模で人を雇用していてよいのか、という気持ちも抱えております。思い切った規模拡大をするか、もっとシンプルで小さな農業にするか、今気持ちと頭の中を整理しています。少し軌道修正して、気候変動や人手不足の時代でも、楽しく営農できて皆さまに美味しくて元気な野菜や米や卵をお届けできるように仕組みを整えていきたい、と思っています。あと少しでいろいろ決められそうなので、具体的には、また、年明けに報告しますね~。


 最後に。長文、駄文をご覧いただきまして、ありがとうございました。

本当に、この1年も、皆様には大変お世話になりました。改めて、心より、感謝申し上げます。

どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。


                 

                      12月1日 椛島農園 椛嶌剛士(かばしまたかお)